2023年1月9日月曜日

羽化直後のモッコクトガリキジラミ

 モッコクの葉の裏に小さな赤い虫がとまっていると思ったら、久しぶりに見るモッコクトガリキジラミ Trioza ternstroemiae の♀でした。本来はもっと黒っぽい体色なのですが、11年前の今頃に初めて見た時と同様、羽化したばかりなのでしょう。ちょうど昨日そらさんのところにも登場したばかりですが、そちらの個体もまだ本来の体色は出ていないようなので、この寒い季節に季節に羽化するのは珍しいことではないようです。6年前の4月には同じ公園内の別のモッコクに成虫や終齢幼虫が多数集まっていましたが、その木でもそれ以来見ていません。今回も周囲を探しましたがこの1匹以外見つかりませんでした。近年沖縄から本土に侵入して分布を拡げているそうですが、少なくともこのあたりではあまり繁栄しているとは言えないようです。







(2023.01.08・明石公園)

2 件のコメント:

  1. こんばんは、
    こんな色の状態もあるんですか、これじゃ知ってないと別種かと思ってしまいますね。
    あれ以来、一匹も出会っていないので、どこに生息しているのやらです。モッコク自体を私が認識できないので、生えている場所が分かりません(^^;。
    コバチの方は、少しずつ増えている感じがしますが、それでも絶対数が少ないですね。
    「乾燥しているのが良くないのでは」との意見もあるようですが、確かに雨が少ないので、土が乾いているように思います。

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  2. 初めて見た時もこんな色だったので、詳しい方からコメントをいただくまで元々こういう色をしたキジラミなのかと思っていました。モッコクはちょっとモチノキに似ていますが、ネット上にたくさん画像があるので探してみて下さい。ひょっとしたらBABAさんが再発見されたアマクサキジラミも見つかるかも知れません。
    コバチ類は相変わらず少ないですが、この冬はしばらく見なかった懐かしい種が二、三見つかって喜んでいます。これが続けばいいんですが。

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