イロハカエデの葉で、モミジニタイケアブラムシ Periphyllus californiensisの 越夏型幼虫をはじめて見ました。
以前そらさんのブログでこの奇妙な形の幼虫を知り、一度見たいと思っていたものです。
成虫や通常型の幼虫もいるはずだと思い周囲の葉も探しましたが、この越夏型がまばらについているだけでした。すでに姿を消してしまったんでしょうか。
ネット上ではこのモミジニタイケアブラムシという種名で多数の記事や画像が見られますが、アブラムシ入門図鑑によるとカエデ類につくニタイケアブラムシ属は3種あり、成体での区別は難しいそうです。下の個体もひょっとしたら別種かも知れません。
体長は約0.7mm、ほぼ無色で半透明、薄っぺらな姿はアブラムシというよりこちらのようなトガリキジラミ類の若齢幼虫に似ています。
別個体。薄い体の縁を取り巻いているのは葉状毛と呼ぶそうです。
2番目の個体を透過光で。葉の裏からストロボを発光させました。
(2023.05.02・舞子墓園)
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