いつもの虫仲間のFさんに教えて貰って、モチノキの幹に集まったヒメアカホシテントウ Chilocorus kuwanae を見に行きました。その前にFさんが見た時には夥しい数の幼虫が幹を歩いていたそうですが、この日は幼虫の姿はややまばらになり、代わりに蛹や前蛹の集団がいくつかできていました。
こちらの頭のてっぺんくらいの高さに集まっていた蛹と前蛹です。蛹化の際に集合するのは同属の
アカホシテントウ C. rubidus と同じですね。
終齢幼虫の外被に納まったまま蛹化しています。このトゲトゲが、外敵を防ぐ役にでも立つんでしょうか。
この背中がぱっくり割れる瞬間を見たいものです。
まだ摂食中の幼虫もたくさんいました。
次に登場するカイガラムシを食べているようです。
幹に一面、カイガラムシが繁殖しています。
こちらや
こちらと同じマルカイガラムシ科の一種のようで、白い円盤状のものは♀成虫の介殻(の残骸?)でしょう。
よく見ると、黄色いケシ粒のような幼虫がたくさん歩き回っていました。体長0.3mm足らずです。上の、ヒメアカホシテントウの幼虫や蛹の体にも写真をよく見るとあちこちにくっついています。その周りに見える、やや大きくて濃い色の円盤はすでに固着した幼虫でしょうか。
少数ですが、ところどころに成虫もいました。
6日後、そろそろ羽化が始まっているかと思って見に行きましたが、まだでした。1枚目と同じ場所ですが、前回まだ前蛹だったのが蛹になっていたり、全体の数も増えているのが分かります。またごく小さな若齢幼虫の姿も見えます。羽化はいつごろ見られるんでしょうね。
(2023.06.04/最後の1枚のみ06.10・明石公園)
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