久しぶりにシリアゲコバチ Leucospis sinensis の産卵を撮影しました。
立ち枯れたモチノキに1匹の♀が来て、いかにも産卵場所を探す風情で、腹部を上下させながら幹を行ったり来たりしていました。そのうち産卵行動に移るだろうとしばらく見守っていたのですが、一向に産卵管を伸ばす様子が見られません。その日はあきらめ、翌日出直してようやく産卵を見ることが出来ました。
ちょうど産卵管を突き立てたところです。
ここまで穿孔するのに約8分。ところがこの直後、やはり産卵場所を探して上の方から降りてきたヨツスジトラカミキリに驚き、産卵管を引き抜いて飛び去ってしまいました。
間もなく、再び産卵管を引き出しました。
以前のブログにも連続写真を出していますが、背中に背負っていた産卵管をぐるりと4分の3回転させて幹に突き立てるところは見ものです。
姿勢は逆向きですが、さきほど穿孔を中断した場所を正確に探り当てたようです。
2度めの穿孔をはじめて約6分。
ここまで約10分。
そのすぐ後、産卵管を引き抜きました。今度は無事、目当ての寄主に産卵することが出来たんでしょうか。
(2023.07.21・明石公園)
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