モチノキの幹を、♀のヒメクダマキモドキがのろのろと歩いていました。
産卵管の付け根のあたりから何かのぞいています。
卵でした。ヒメクダマキモドキの卵はこんなふうに樹皮の下に産み付けられていることが多いのですが、モチノキの幹は滑らかで割れ目もないので、適当な産卵場所を探しあぐねているうちに早々と卵が顔を出してしまったのかも知れません。
どこか産卵できそうな場所は、と探すとすぐ近くに樹皮の荒れたアラカシの木があったので、捕まえてそちらの幹に移してみました。
するとまもなくこんな姿勢をとったのでいよいよ産卵かと期待しましたが・・・。
やはり適当な割れ目がないのか産卵には至らず、再び卵をお尻にくっつけたまま歩き始めました。
それでは、ともう一度捕まえて、今度はちょっと離れた場所にあるアキニレまで運んで行きました。この幹なら卵を安置できる場所はいくらでもありそうに思えたのですが、いつまでも歩き回るばかり。とうとう頭上高く上って行ってしまったので、あきらめて引き揚げました。
(2023.12.03・明石公園)
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