アオギリの落ち葉の間から出てきた初見のカメムシです。前胸背の鋭い側角が目立つのでツノカメムシ類かと思いましたが、帰宅して調べるとクチブトカメムシ科のシロヘリクチブトカメムシ Andrallus spinidens でした。日本原色カメムシ図鑑第3巻によると、かつて国内では九州南部以南に生息するとされていたが、近年急速に分布を拡大して、現在では茨城県や埼玉県でも見つかっているとのこと。翅端まで約13mm、なかなか格好の良いカメムシです。
こうして写真を並べてみると、ずっと隠していた触角を最後の後ろ姿では伸ばしているのが分かります。撮影時に気づいていれば、触覚の見える全体像を撮りなおしていたところですが、後の祭り。注意不足が悔やまれます
(2024.01.26・舞子墓園)
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