木立の中の薄暗い場所に、最近になって伐採されたヤマモモの幹がそのまま転がされています。何か来ていないかと立ち寄ってみると、垂直になった切断面からなにやらとび出していました。
ヒラタハナムグリです。
穴からほぼ全身を乗り出して、お尻の先だけで支えられている格好です。以前にもこんな状況を見たことがありました。
各種の花の上で普通に見られるヒラタハナムグリですが、それらはすべて♂だそうで、♀には訪花性がなく、朽木の中や枯れ木の樹皮下で過ごしていて飛ぶこともほとんど無いということです。2例見ただけでは何とも言えませんが、このような交尾スタイルもこの虫では普通なのかも知れません。
(2025.06.19・明石公園)
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