河川敷を歩いていてきれいなウンモンスズメ Callambulyx tatarinovii を見つけました。珍しい種ではないんでしょうが、個人的には滅多に見る機会のない蛾です。伸び放題に絡み合ったヤエムグラの中にいて、とまっている茎を揺らさずに近寄ることは不可能なのでいつ逃げられるかとびくびくものでしたが、最後までおとなしくじっとしていてくれました。
(2022.05.05・神戸市西区伊川)
河川敷を歩いていてきれいなウンモンスズメ Callambulyx tatarinovii を見つけました。珍しい種ではないんでしょうが、個人的には滅多に見る機会のない蛾です。伸び放題に絡み合ったヤエムグラの中にいて、とまっている茎を揺らさずに近寄ることは不可能なのでいつ逃げられるかとびくびくものでしたが、最後までおとなしくじっとしていてくれました。
何の木だったか忘れましたが、葉の上に乗っていた小さなナガタマムシです。近づくと葉の裏にまわりこんで、何枚か撮るうちに落下してしまいました。体長約4.2mmで、アオグロナガタマムシ Agrilus viridiobscurus だと思っていますが、自信はありません。
シャリンバイの葉の裏に1匹だけとまっていた翅の長いアブラムシ。どこかで見た憶えがあると思えば、9年前に一度撮影していました。こちらの記事と同じ、トウキョウカマガタアブラムシ Yamatocallis tokyoensis でしょう。ホストはイロハモミジですが、ezo-aphidさんにいただいたコメントによれば十分に摂食した有翅幼虫は寄主以外の植物上でもよく見られるそうで、この成虫もシャリンバイに移動してきてそのまま羽化したものかもしれません。
ツツグチミズケムシという和名を持つ繊毛虫、ナスラ(Nassula)の一種です。細胞の前端近くに丸い口が開いて、そこから内部に向かって繊維束が伸びる梁器(Cyrtos)と呼ばれる構造が見えます。「淡水微生物図鑑」によるとユレモを専門に捕食するそうですが、このナスラは珪藻類をたらふく食べているようです。
10年ほど前にはこの公園でナナフシを見ることはほとんど無かったのですが、ここ数年、この季節になると幼虫がよく見られるようになりました。ただし成虫になったものはなかなか見つかりません。無事に成長する割合は低いんでしょうね。