シャーレの底でゆっくり動いていたのを拾い上げた大型の繊毛虫です。中央が膨らみ周囲は圧されたように薄くなった餃子型。ロクソフィルム Loxophyllum かと思ったのですが、いつもの「淡水微生物図鑑」を見るとこの仲間には下の写真のように長いひも状の大核を持った種はないようです。同じ図鑑で他に似たものを探すと、ロクソフィルムに近縁なブリオフィルム Bryophyllum というのがあって、こちらの方が近い気がしました。ただ掲載されているのは一種だけで、ネット上を探しても比較できる画像がほとんど見つからず、当てずっぽうの域を出ません。
2022年10月14日金曜日
2022年10月13日木曜日
ヘリオビヒメハマキ
林の中を歩いていると足元の落ち葉の間からとび出してきました。ヘリオビヒメハマキ Cryptaspasma marginifasciata だと思います。同属のクロサンカクモンヒメハマキC. trigonana やハラブトヒメハマキ C. angulicostana に酷似しているとのことですが、前者は出現時期が春で後者は触角がはるかに短いようなので、除外してよいでしょう。頭端から翅端まで約10mmで、わりあい新鮮な個体だと思います。
(2022.10.12・明石公園)
2022年10月12日水曜日
2022年10月10日月曜日
繭を運ぶヨツボシオオアリ
何の木か忘れましたが、苔や地衣類に覆われた幹を繭を咥えて歩いていたヨツボシオオアリ Camponotus quadrinotatus です。周りに仲間の姿も無く1匹だけでウロウロしていました。引っ越しの途中で迷子になったんでしょうか。そもそもこのアリが引っ越しをするのかどうかも知りませんが。
(2022.09.30・舞子墓園)
2022年10月8日土曜日
イオウイロハシリグモの母子
河川敷の草の間で、孵化したばかりのイオウイロハシリグモ Dolomedes sulfureus のまどいとその母グモを見かけました。
徘徊性のクモなので、普段は草の上などにいてこういう状態で見ることはありませんが、孵化した子グモを守るために一時的に網を張っているんでしょう。母グモの体長は約18mm。右下に子グモの集団が一つ、右上奥でも卵嚢の残骸の周りに集まっているのが見えます。
以前別の場所で撮った子グモのアップはこちらに出しています。
(2022.10.01・神戸市西区伊川)
2022年10月7日金曜日
2022年10月6日木曜日
カスミカメムシ類の幼虫
トサカグンバイに寄生されて、黒い糞や幼虫の脱皮殻で汚くなったネジキの葉の裏をルーペで見ていると、こんな幼虫がいました。場所柄からグンバイカスミカメを期待したのですが、違います。それでもカスミカメ類には間違いなさそうで、疎らに生えた黒い毛や、触角や脚の赤い線が目立ちますが、成虫の姿が思い浮かびません。何者でしょうか。体長は約4mmです。
(2022.09.30・舞子墓園)
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