緑藻類のミカヅキモ (Closterium)の一種です。
ミカヅキモといえば中学校あたりの教科書にも登場する典型的な三日月形を思い浮かべますが、これは反りの小さな直線的な形をしています。またかなり大型で全長は1mm近くもあります。
葉緑体の内部にたくさん見える球状のものはピレノイドという器官ですが、数は種によって違うようです。
細胞の表面近くにピントを合わせたのものですが、葉緑体の横断面は星形になっているそうで、長軸方向に筋状に伸びているのはその出っ張りの部分(稜)でしょう。
細胞の両端には液胞があり、中に小さな顆粒が集まっていて、ブラウン運動により常に動いているのが見えます。これは硫酸カルシウムの結晶ですが、その機能は分っていないそうです。
動画です。
液胞内の顆粒のブラウン運動や、原形質流動が見られます。
(2019.06.30・明石公園 桜掘にて採集)
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