これは以前のブログにツノオビムシの一種(Ceratium sp.)として掲載したのと同じものですが、図鑑やネット画像との絵合わせではイカリツノモ Ceratium tripos として良さそうです。ただこの Ceratium 属は近年の研究で多くの種が別の属に移されたとのことで、このイカリツノモにも Tripos muelleri という学名が与えられているようです(生きもの好きの語る自然誌参照)。ただしタイトルには旧来の学名を掲げておきました。
右上に縦鞭毛が伸びているのがどうにか確認できます。
細胞の真ん中を横切る溝(横溝)を横鞭毛が取り巻いているのですが、静止画ではなかなか確認できません。最後の動画で、ところどころその動きが見えると思います。
裏側になったのでぼんやりしていますが、画面上方に向かって大きく口を開けているのが縦溝です。
動画では縦・横の鞭毛の動きが見えますが、横鞭毛はちょっとわかりにくいかも知れません。シャーレに入れて実体顕微鏡で観察すると、鞭毛の運動でゆっくりと前進するのが見られます。
(2019.12.24・西舞子海岸にて採集)
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