2020年3月2日月曜日

ヤムシの一種

近年瀬戸内海ではプランクトンが激減しているそうで、それは私のようにたまに近所の海岸でネットを曳いてきて眺めたり写真を撮ったりして楽しんでいるだけの者にもはっきりと実感できることです。ヤムシの仲間も以前はよく採れたものですが、最近はあまり見かけなくなってしまいました。
この仲間(毛顎動物 Chaetognatha)は分類学上の位置が長年の謎だったのですが、最近になってその研究に新しい展開があったようです(こちら)。

ヤムシにはこちらのように尾鰭や側鰭があるのですが、この個体は横向きになってしまっていて、鰭が見えません。



黒いのは眼。

毛顎動物の名の由来である、太い毛のような顎毛が見えます。これで獲物を捕えるそうです。

(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)





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