いつもナシミドリオオアブラムシ Nippolachnus piri が繁殖しているシャリンバイを見に行くと、多くの葉の裏で大きな有翅成虫1匹と多数の小さな幼虫からなるコロニーが見られました。
中央の有翅成虫は胎生の♀で、周りを取り巻いているのはその♀から生まれた幼虫たちのようです。
この♀はまだ出産を始めて間がないようです。
こちらのコロニーでは幼虫がかなり大きく成長しています。
上と同じ♀です。
これも同じ。
同じ♀をもう1枚。
「アブラムシ入門図鑑」によればナシミドリオオアブラムシは「二次寄主のナシ・ナナカマドから9月下旬~10月に一次寄主のシャリンバイ・ビワに戻る」とありますが、私はまだシャリンバイ以外では見たことがありません。この公園ではそのシャリンバイでほぼ一年中見られるので、同図鑑にある「一次寄主で周年見られる系統」に該当するのではないかと思っています。
出産:2010.04.27
孵化・羽化・産卵:2012.01.20
口吻でぶら下がる幼虫たち:2017.05.10
(2020.10.27・明石公園)
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