2020年10月29日木曜日

ナシミドリオオアブラムシの有翅胎生雌と幼虫たち

いつもナシミドリオオアブラムシ Nippolachnus piri が繁殖しているシャリンバイを見に行くと、多くの葉の裏で大きな有翅成虫1匹と多数の小さな幼虫からなるコロニーが見られました。

中央の有翅成虫は胎生の♀で、周りを取り巻いているのはその♀から生まれた幼虫たちのようです。

この♀はまだ出産を始めて間がないようです。

こちらのコロニーでは幼虫がかなり大きく成長しています。

上と同じ♀です。

これも同じ。

同じ♀をもう1枚。
「アブラムシ入門図鑑」によればナシミドリオオアブラムシは「二次寄主のナシ・ナナカマドから9月下旬~10月に一次寄主のシャリンバイ・ビワに戻る」とありますが、私はまだシャリンバイ以外では見たことがありません。この公園ではそのシャリンバイでほぼ一年中見られるので、同図鑑にある「一次寄主で周年見られる系統」に該当するのではないかと思っています。

同種に関しては以前のブログで何度も取り上げているので、主な記事にリンクを張っておきます。

出産:2010.04.27
孵化・羽化・産卵:2012.01.20
口吻でぶら下がる幼虫たち:2017.05.10

(2020.10.27・明石公園)

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