今年もアラカシの新梢に産卵するマスダアラカシタマバチ Plagiotrochus masudai の姿が見られました。
この、新梢に産卵する黒いハチは両性世代の♀で、前の年に単性世代の♀が新芽に産み付けた卵から孵化してきたものです。
赤い体色の
単性世代の♀は昨年初めて撮影することができたのですが、その時産卵していたアラカシがどうなっているのか見に行きました。
このように、穴の開いた冬芽がいくつも見つかりました。この虫こぶはカシノフクレタマフシと名付けられています。昨年単性世代の産卵を見た時は産卵管を突き刺しているのは雌花の花芽のように見えて不思議に思っていたのですが、見間違いだったのかも知れません。ただ、中には芽ではなく枝に産卵している個体もいたし、その一週間後には明らかに
雌花の子房に産卵しているところも目撃しています。それらの卵はその後どうなったんでしょうか。いろいろと疑問が湧いてきます。
(2021.04.15・明石公園)
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