2021年5月19日水曜日

アオコに付着したツリガネムシ

いつもの池で採集したサンプルに大量のアオコ(ミクロキスティス Microcystis sp.)が含まれていました。シャーレの中で浮遊しているアオコを実体顕微鏡で眺めると、ほとんどの群体にいくつものツリガネムシが付着しています。よくミジンコやワムシにくっついている柄の短いタイプではなく、螺旋状に収縮する長い柄を持っていて、多分ボルチセラ Vorticella の一種でしょう。見たところ水草や藻類に付着しているツリガネムシと違いがないようですが、もしかしたらアオコに便乗するのに特化した種なのかも知れません。






分裂中のツリガネムシもいました。

ミクロキスティスは細胞内にガス胞を持っているそうですが、この写真ではよく分かりません。

(2021.05.07・明石公園 剛の池にて採集)

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