2022年4月24日日曜日

イスノキエダイボフクロフシとヨシノミヤアブラムシ・その後

 先月掲載したイスノキエダイボフクロフシを見に行くと、ひと月ほどで直径5cm前後に育っていました。

そしてどのゴールにも数個の脱出口が開いています。

中のヨシノミヤアブラムシ Quadrartus yoshinomiyai はすでに出てしまった後かと思いながら見て回ると、脱出口の前でじっとしているナミテントウがいました。アブラムシが顔を出すのを待ち構えているようにも見えます。

そこで天道虫には退散してもらって、ゴールを開いてみました。

内部に充満した白い粉(ワックス?)にまみれて、まだ有翅成虫がたくさん残っています。脱出口が開いても一気に出てしまうわけではないんでしょうね。


翅を平らに畳むところは同じくイスノキに虫こぶをつくるヤノイスアブラムシ Neothoracaphis yanonisに似ています。また撮影時には気がつかなくてちゃんと撮れていないのですが、ゴールの壁にはまだ幼虫がたくさんいるようです。これからまだ成長して有翅成虫になるんでしょうか。

(2022.04.20・明石公園)

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