2022年4月3日日曜日

ウロコアシナガグモとクモヒメバチ終齢?幼虫

 トベラの葉裏に妙な形のクモがぶら下がっていると思ったら、大きなクモヒメバチの幼虫を背負ったウロコアシナガグモでした。



クモは♂です。クモヒメバチ幼虫は今年の1月に見たものに比べるとはるかに大きく成長していて、また背中に突起が並んでいるので多分終齢でしょう。この突起には小さなフックが多数生えていて、クモが死んだ後このフックで糸にぶら下がり蛹化するのだそうです。

実際、蛹化の準備を始めているのか、体をくねらせるような動作が見られました。

糸を捉えたように見えます。しかしクモはまだ元気そうで、こんなに大きな寄生者に栄養を取られ続けた後とは思えません。クモヒメバチ幼虫の摂食はまだ終わっていないのでしょうか。

(2022.03.29・明石公園)

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