2022年10月18日火曜日

シャシャンボで産卵する外来ハゴロモ(?Pochazia shantungensis)

 公園のシャシャンボで例の外来ハゴロモ(?Pochazia shantungensis)が産卵中、と虫撮り仲間から連絡を貰い、その二日後の朝一番に現場を見に行きました。教えられた木ではあちこちの枝に2~3センチの長さにわたって白いワックスが付着していて、これが産卵跡のようです。成虫の姿もちらほら見えますが、すでに時期が過ぎたのか産卵しているものがなかなか見付かりません。そうこうしているうちに教えてくれた本人が現れ、待望の産卵中の一匹を見つけてくれました。


産卵跡は白い毛の毛虫が枝についているみたいです。

産卵中の成虫。高い場所にいたので片手で枝を引き下ろして撮影。

ワックスで覆われた中に卵が見えるかと思ったのですが・・・。

軽く払ってワックスを取り除いてみると、見えるのは穿孔のために出た枝の繊維だけで、セミやある種のハバチの産卵跡に似ています。卵はかなり奥深く産みこまれているのでしょう。

(2022.10.16・明石公園)

2 件のコメント:

  1. こんばんは、
    犯人は誰かと思っていたのですが、例のハゴロモの仲間の産卵痕だったんですか。
    それにしても、今年は成虫の数が一気に増えた気がします。至る所で目にするようになってしまいましたね。

    返信削除
    返信
    1. そらさん、こんばんは。こちらでも今年はよく見かけました。キマダラカメムシみたいに最普通種になってしまうのかも知れませんね。代わりにアミガサハゴロモが少なくなったような気がします。在来種と仲良く共存してくれればいいのですが。

      削除