2023年7月16日日曜日

オオクロトビカスミカメ

 イノコヅチの葉の上に小さなハムシがいると思ってカメラを向けると、黒いカスミカメムシでした。以前にも出したオオクロトビカスミカメ Ectometopterus micantulus です。たくさんいたのですが逃げ足が速く、葉に触るとすぐにぴょんと跳ねたり葉の裏にまわったり、それを猛暑の中しつこく追い回して撮りました。幼虫もいたので多分このイノコヅチで発生しているんでしょう。日本原色カメムシ図鑑には「暖地のカボチャ畑や海浜の草むらに多い」とありますが、前回の記事もイノコヅチの上で撮ったものでした。

成虫の体長は3mmたらず。黒くて丸っこくて光沢があるので、遠目には甲虫のように見えます。

1枚目に比べると触角が長いようですが、雌雄差でしょうか。

この人は葉縁から吸汁していたようです。

体のわりに太くて立派な口吻です。

すぐそばのナガイモの葉の上にもいました。

幼虫もいました。これは体長約1.5mm。ここから3枚は同一倍率です。

もっと大きな幼虫もいましたが、逃げ回るのでこんな姿しか撮れず。

左側にピンボケで写っているのが初齢くらいでしょうか。

(2023.07.16・明石公園)

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