イモムシの糞に似たハムシ、コブハムシ属 Chlamisus は国内に9種の既知種が分布しているそうです。その中でこれまでに撮影できたのは共に普通種のムシクソハムシ C. spilotus とツツジコブハムシ C. laticollis の2種で、このヒメコブハムシ C. diminutus は3種目になります。イタドリで見つけたのですが、多くが葉ではなく茎や葉柄についていて、それを齧っているものもいました。この属は図鑑でも図示されている種が少なく調べにくいのですが、甲虫図鑑の検索表に照らして黄褐色の附節と触角以外のほぼ全身が黒いことや前胸腹板後突起の形から、ヒメコブで間違いないと思います。ただし下の写真の個体は体長が約3mmあり、検索表の体長(2.2~2.8mm)をやや上回ります。
何匹か見つけたうちの1匹です。葉柄の付け根にうずくまっていました。
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