2025年5月4日日曜日

ホンクロホシテントウゴミムシダマシ

 引き続き三木山です。何の木か確認し忘れましたが、その幹を歩いていたホンクロホシテントウゴミムシダマシ Derispia maculipennis です。普通種ですが、近所の公園にはいないので久しぶりの撮影でした。以前はただ(?)のクロホシテントウゴミムシダマシと呼ばれていたはずですが、いつの間にか頭に“ホン”がついていたようです。推測するに、国内の Derispia 属9種のうち本種以外の8種もすべて○○クロホシテントウゴミムシダマシという和名がついているし、“クロホシテントウゴミムシダマシ” は属の和名でもあるので、混同を避けるためでしょうか。そう言えば、子供の頃(半世紀以上前!)に買ってもらった図鑑ではオオスズメバチは単に“スズメバチ”で、ナミテントウは“テントウムシ”、ナミアゲハは“アゲハ”でした。
それはさておき、本種はこのあたりでもちょっと低山に入ると樹幹で普通に見つかりますが、地衣類などを食べているようです。同じ場所で暮らしている幼虫はこちらに出しています。



全体のプロポーションはテントウムシそのものですが、顔を見ると複眼は小さいし、数珠状の触角は確かにゴミムシダマシです。


(2025.04.27・三木山森林公園)


0 件のコメント:

コメントを投稿