2025年5月8日木曜日

エノキハトガリタマフシとエノキトガリタマバエ幼虫

 エノキの葉に、小さな砲弾型の虫こぶが出来ていました。タマバエ科のエノキトガリタマバエ Celticecis japonica によって作られた、エノキハトガリタマフシと呼ばれる虫こぶです。

高さは6mmくらいで葉表にも、

葉裏にも出来ています。

一つ開いてみると、まだ小さいタマバエの幼虫が1匹だけ入っていました。

体長は約1.5mmで、まだ1齢くらいでしょうか。薄葉重著「虫こぶハンドブック」によるとその生活史は「3~4月に羽化し、新葉に産卵、5~6月に虫えいごと地上に落下して、幼虫状態で越夏・越冬する。」とあります。1年の大半をこの虫こぶの中で、幼虫として過ごすわけです。

(2025.05.01・明石公園)


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