生きた虫のネタが尽きたので深度合成画像を。ケヤキの樹皮下にいたクロハナカメムシ Anthocoris japonicus です。
(2022.11.18・神戸市西区伊川にて採集)
すでに黄色く色づいたアベマキの葉の裏で、小さな虫こぶのようなものの周りをコバチが1匹歩いていました。
エノキの幹を上り下りするクロヤマアリ Formica japonica が何かを咥えているので見に行くと、獲物はニッポンオナガコバチ Macrodasyceras japonicum の♂でした。例年11月の中頃から園内の赤い実をつけたクロガネモチに集まって(こちらのように)♀を羽化を待ち受ける姿が見られるのですが、今年は少なかったようです。この♂は♀にめぐり合えたんでしょうか。
これもひと月ほど前に撮ったもので、アカメガシワの葉の裏にいたトビコバチ科 Encyrtidae の一種です。色といい形といい、このあたりで一番よく見かけるタイプですが、おそらくよく似た種がたくさんいるんでしょう。細部を見たいと思って持ち帰り、スタック撮影しました。
フユシャク類の♀はなかなかお目にかかれませんが、♂の方はいつもの公園でもよく見かけます。これはクロスジフユエダシャク Pachyerannis obliquaria の♂でしょう。アベマキの幹にとまっていました。
昨日の記事にヒゲナガサシガメ Serendiba staliana の若齢幼虫はまだ見たことがなかったと書いたばかりですが、つい先日、かなり小さな個体を見つけています。