2024年5月12日日曜日

マダラトベラキジラミ

 トベラの葉の裏でマダラトベラキジラミ Cacopsylla sp.1 が羽化を始めていました。この種は未記載種で和名も仮称ということですが、最新の情報を確認しているわけではないので、今頃は正式な名前がついているのかも知れません。トベラにつくキジラミには他に同属のトベラキジラミ C. tobirae という種もあって、この公園でも見られますが、両種は体や翅の斑紋の違いで簡単に見分けられます。この日見た成虫はどれも羽化後間もないようで体色の薄い個体ばかりでしたが、時間がたつとこちらのようになるはずです。

脱皮殻と♂成虫。

これも♂で、体長は約2.7mm。

これは♀で、体長は約3.2mm。雌雄は腹端の形で区別できます。

まだ翅の伸びていない成虫もいましたが、レンズを近づけると葉の表に回ってしまいました。

この写真では腹端が見えにくいのですが、♂でした。

主脈の上で脱皮中の幼虫。

5分足らずで出てきました。これで終齢だと思います。

(2024.05.02・明石公園)


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